今回はベランダ改修工事です。
最初に現調調査をしていた際にまず目にしたのは、上から下まで縦に入ったクラックです。

クラックを見つけたら塗装のサインと一般的には言われていますが、こうも上から下までクラックが入ってしまうと、さすがに塗装や下地処理のコーキングでは完全には直せません。
そういった工事をすると、2.3年でまたヒビ・クラックが入ります!
上から下までクラックが入っていると、外壁自体が下地から剥がれて落ちてくるおそれが出てきます。
塗装でできないことはないですが、仕上がりは綺麗にできても、結局外壁が落ちてくる危険性は変わりません。
簡単セルフメンテナンス
皆さんでもできる簡単なセルフメンテナンスをお伝えします。
ご自宅の外壁にクラックがあれば、周りをたたいてみてください。
他の壁と違う音がする場合は注意が必要です。外壁が浮いていると音が変わるので塗装のサインです。
是非試してみてください。
今回の施工はクラック面の外壁を全て撤去します。
下地が黒ずんで水が侵入していた跡がついていました。念の為乾かしてから次の作業に移ります。
下地の弱っている箇所の強度を高めます。
今回は施工場所がベランダなので、特に強度を高めて施工しました。


上から防水透湿シート貼り、さらにその上にラスカット貼り、目地、ビス頭にシーリング工事をして、左官工事をしました。

左官工事後も乾燥がすごく大事です。
左官工事後2日あけてから塗装工事しました!


そのままでは外壁の模様がないので模様付けをし、
トップコートを2回塗りして防水膜を厚めに付けた仕上がりです。


今回は施工場所と劣化具合から塗装の工程だけではなく、外壁撤去下地補修の工事にもなりました。
この先のお客様の安全とランニングコストの面から今回の施工をご提案させていただきました。
外壁塗装のことならいつでもご相談ください。
お客様と大切なお家にあったご提案をいたします。